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中年男性に多い急性関節炎

急性の関節炎が起こる原因

病棟

血中の『尿酸値』が高いことで、足の指や膝、足首などに発生する急性の関節炎を「痛風」と言います。痛風発症者の半数以上が、足の母趾の関節炎から発症しているのが大きな特徴です。発症者は9割以上が男性です。発症年齢は40台がピークですが、近年若い人の発症も増加傾向にあります。痛風の原因は主にアルコール、特にビールの飲み過ぎと食生活の偏りとされています。食生活においては、肉や油物を好んで摂取される人は注意が必要です。痛風の症状はまず関節に違和感程度の痛みを感じたり、熱っぽさを感じるなどの「前兆」が現れることが多いのが特徴です。この前兆の数時間後に、関節に耐え難い激痛、腫れ、赤みが発生します。これらの症状が出た場合はすぐに内科を受診し検査を行いましょう。

急性の関節炎の治療法

内科の痛風の検査は血液検査、X線検査により診断が下るのが一般的です。関節炎により激しい痛みがあり、血液検査により血液中の尿酸値が高いことが確認されれば、確実に痛風と診断されます。X線検査では関節炎による骨の変形や欠損がないかを確認します。医療機関で痛風と診断された場合、治療は薬物療法が基本となります。発作の前兆時に「コルヒチン」という薬を内服することで、発作の予防が可能です。ただしコルヒチンは予防の為の薬である為、発作が出てから内服しても効果はあまり期待できません。発作時には「非ステロイド性抗炎症薬」の内服で痛みを抑えることができます。症状が激しい場合は「関節注射」が選択されることもあります。痛風は放置していると症状が徐々に悪化している病気ですので、関節に痛みを感じる、または健康診断で尿酸値が高い場合には早期の内に内科を受診しましょう。